求人票の「初任給」は、基本給に手当などを含めた金額のことがあります。特に固定残業代(みなし残業代)が含まれている場合、基本給は見た目より低くなります。給与は「基本給」「手当」「固定残業代」に分けて確かめ、賞与や昇給、退職金の計算が基本給をもとにしているかも確認しましょう。
給与の内訳を分けて見る
固定残業代の確認ポイント
厚生労働省は、固定残業代を賃金に含める場合、次のことを明示するよう求めています。
- 固定残業代を除いた基本給の額
- 固定残業代に関する労働時間数と金額などの計算方法
- 固定残業時間を超える時間外労働、休日労働、深夜労働に対しては割増賃金を追加で支払うこと
これらが書かれていない求人は、説明を求めましょう(ブラック企業を避けるにはどうすればいい?)。
額面と手取りの違い
求人票の金額は「額面(総支給額)」です。実際に振り込まれる「手取り」は、ここから社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険)や所得税、住民税などが引かれた金額になります。1年目の住民税は前年の所得で決まるため、多くの場合2年目から本格的に引かれ始めます。
| 確認項目 | 見るところ |
|---|---|
| 月給の内訳 | 基本給と手当、固定残業代の内訳 |
| 賞与 | 支給の実績(年◯回、◯か月分など) |
| 昇給 | 昇給の実績、評価制度 |
| 試用期間 | 期間中の給与が違うか(試用期間とは?本採用されないことはある?) |
「月給30万円以上可能」など幅のある書き方や、「歩合給」が大きい給与は、実際の金額が大きく変わることがあります。モデル年収や新卒1年目の実績を質問しましょう。
出典・参考:厚生労働省「若者雇用促進法(青少年の雇用の促進等に関する法律)」、e-Gov法令検索「労働基準法」(2026年11月時点で確認)