ESが続けて落ちる原因は、多くの場合「中身が悪い」のではなく、読む人に伝わる書き方になっていないことにあります。このケースの学生は、①結論を最初に書く、②数字で具体的にする、③企業が求める人物像に合わせて強みの見せ方を変える、の3点を直しただけで、書類の通過率が大きく上がりました。
このコラムは、就活でよくある事例をもとに構成した架空のケースです。特定の個人や企業の事例ではありません。
状況:20社連続の不通過
文系の大学3年生のAさんは、サークルの代表経験をガクチカに書き、20社にESを出しましたが、すべて書類選考で不通過でした。内容には自信があったため、何が悪いのかわからず落ち込んでいました。
原因:読み手の視点がなかった
キャリアセンターで添削を受けたところ、次の点を指摘されました。
- 最初の3行がサークルの説明で、何を伝えたいのかが最後までわからない
- 「頑張った」「成功した」など、成果が抽象的
- どの企業にも同じ文章を出していて、企業との関係が見えない
改善:3つの書き直し
結果と学び
書き直したESを出した次の10社では、半数以上で書類選考を通過しました。Aさんは「経験そのものを変えたのではなく、伝え方を変えただけ」だと振り返っています。
ESが通らないときは、まず第三者に読んでもらいましょう。自分では当たり前に思える説明不足に、他人はすぐ気づきます(ESの添削は誰に頼めばいい?)。